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ホテル西洋銀座宿泊記

■2013年3月宿泊:「スーペリアキング」

【Public Space】

西洋銀座_外観 西洋銀座_エントランス 西洋銀座_大階段 西洋銀座_2階 西洋銀座_2階エレベーターホール 西洋銀座_ラウンジ「プレリュード」 西洋銀座_客室階エレベーターホール 西洋銀座_客室階廊下 西洋銀座_客室ドア

銀座一丁目に建つ「ホテル西洋銀座」。日本初のスモールラグジュアリーホテルとしてその名を轟かせたこのホテルも、建物の売却に伴い「ル・テアトル銀座」や「銀座テアトルシネマ」と共に5月末での閉館が決定しています。

ホテルのエントランスは建物脇の「さくら通り」沿いにあり、玄関前には高級車がズラリと並んでいます。この日、タクシーで到着するとスタッフが出迎え、荷物を持ってくれて館内へと案内されました。ドアを抜けた正面には大階段があり、チェックインの手続きはその上の2階で行うとのこと。スタッフは僕にエスカレーターを使うよう促し、彼自身は手元の宿泊者リストを確認しながら階段を駆け上がっていきます。

レセプションデスクは2つ。少ないように感じるけれど77室と小規模なだけにこれで十分なのでしょう。このデスク、スタッフ側にはレザーマットが敷かれているのに、客側には用意されていないというのはどうかと思います。なお、かつてはチェックインの際に名刺の提示を求められたそうですが、現在は行っていないようです。

手続きは滞りなく終わり、見習いベルガールのアテンドで客室へ向かいます。エレベーターは2基。フレンチレストラン「レペトワ」の正面にあり、周囲を大理石で囲まれたゴージャスな造り。ただし、稼働スピードが遅いのか、待たされることが多々ありました。

2階のエレベーターホールが通路みたいな場所にあるのに対し、客室階のエレベーターホールは独立したもの。廊下は中央通り側に向かって進むにつれてだんだん細くなっている独特の造り。


【Room】

西洋銀座_客室全景 西洋銀座_ドレッサー&クローゼット 西洋銀座_クローゼット 西洋銀座_ミニバー 西洋銀座_冷蔵庫 西洋銀座_テレビ 西洋銀座_デスク 西洋銀座_ソファ 西洋銀座_ベッド

今回利用したのは「スーペリアキング」。この部屋はL字型をしていて、ドアを開けると正面にベッドルーム、右側にドレッサー・クローゼット・ミニバーがあり、その奥にバスルームが並んでいます。

ドレッサーにはスツールが用意され、照明はキャンドル型です。当ホテルでは「ブードア」と呼ばれる広々としたドレッサーを持つデラックスルームが人気。この部屋のドレッサーやクローゼットはそこまでのゆったりさではないけれど、十分な設備だと思います。

クローゼットは2つあり、一方は私物を収納するためのものでハンガーが14本と潤沢。もう一方にはバスローブ、部屋着、セーフティボックスとチェストが納められています。部屋着は厚手のスウェットタイプ。浴衣や薄手のパジャマはありません。

ティーセットは煎茶とほうじ茶のティーバッグのみ。コーヒーマシンはおろか、インスタントコーヒーすら無いのには驚きました。ミニバーもドリンクだけで、ポテトチップスやチョコレートなどのフード類は一切ありません。

ベッドルームは手前にベッド、奥にテーブルというオーソドックスなレイアウト。内装はベージュを主体とした落ち着いたインテリア。天井高は2.44mと低く、照明はテーブル上のスタンドとベッドサイドのナイトランプ×2だけなので夜は暗い。

テレビは東芝製「REGZA 32C3500」。大理石の天板を持つキャビネットにはケンウッド製のMD/CDコンポが用意されているけれど、このクラスのホテルならばDVDプレーヤーくらいは全室に置いて欲しいもの。

ソファは一人掛けタイプでオットマンつき。柔らかくて快適な座り心地です。ライティングデスク兼テーブルはウッディなオーバル型。大きさはまずまずでチェアの座り心地も悪くない。インターネット接続は有料で1,575円。有線接続のみの対応で下り8.2M、上り0.8Mbpsと有料なのに今ひとつな速度。

この部屋の面積は48㎡。しかしバスルームに広い面積を割いているためベッドルームは数字ほどの広さは感じず、このリビングスペース周りにもゆとりはありません。

ベッドは180cm幅のシーリー製マットレス。貼られているラベルはローズウッド時代のものがそのまま。寝心地は柔らかくて文句なし。シーツの質感も上々です。

ナイトテーブルは両側に。ナイトランプはアシンメトリーだけど、最初から意図したアシンメトリーなのかはちょっと疑問。また、ヘッドボードには大きなシミが目立ちます。閉館間近だからといって許されるものではないですよね…。


【Bath Room】
西洋銀座_バスタブ 西洋銀座_シャワーブース 西洋銀座_シンク

バスルームはほぼ正方形で非常に広い。明るさも十分で照度コントロールも可能。床や壁には真っ白な大理石をふんだんに使い、金具には金メッキ加工が施されています。雰囲気は「第一ホテル東京」のそれに似ていますね。

バスタブは深さ・長さ・幅ともに十分で非常に快適。水圧も高いです。トイレは残念ながら個室タイプではなく、バスタブの脇に設置されています。その間に壁があるためバスタブからは視界に入らないのがまだ救い。

シャワーブースはホームベース型でシャワーはヘッドとハンドの2種類。シンクはシングルながら広々としていて、スタンドライトも設置されています。

アメニティはホテルオリジナル。品揃えは意外と普通です。バスソルトや基礎化粧品などはありません。シャンプー類は「Panpuri(パンピューリ)」というブランドのカムクリーンというシリーズ。

開業当時、主流だったシャワーブースつきのバスルームとしては非常に快適。でもビューバスでも無いし、ベッドルームの手狭感を考えればこんなに広くする必要は無かったと思います。


【View】

西洋銀座_眺望

窓は幅1.74m、高さ1.61m。カーテンは派手なドレープとレース、ブラインドの3種類でドレープのみ電動コントロールです。

今回の眺望はさくら通り側。ビルの谷間に東京タワーが先っぽだけ見えました。周囲には雑居ビルが建ち並び、魅力的な景色では無く、夜景は更につまらない。窓ガラスはかなり汚れていたけれど、それすらも気にならないほど。


【Breakfast】

西洋銀座_「レペトワ」

朝食は2階のフレンチレストラン「レペトワ」でセットメニューです。田崎真也氏を輩出したことでも知られる当店の朝食は非常に評判が良いのでかなり期待して訪問しました。

店内はゴージャスでありながら邸宅のような暖かみも感じられる雰囲気で、いかにもホテルのメインダイニングといった感。いただいた「アメリカンブレックファースト」でチョイスできるエッグベネディクト帝国ホテル東京「レ・セゾン」のそれと並び評される一品です。

運ばれてきたお皿を見てちょっとビックリ。大きなお皿の中央に2つの卵が載っているだけで、付け合わせが全く無いシンプルなもの。サイズも小振りで見た目は少し寂しい。味付けは非常にマイルドでオランデーズソースの酸味が控えめ。確かに美味しいですね。でも、これとパン・ジュース・コーヒーでは満腹にならないです…。

パンはバスケットから。クロワッサンはかなり柔らかいタイプ。+525円でフレッシュに変更したオレンジジュースは、やや苦み感じますが、それがまた良い。

スタッフは黒服のベテランと若手の2人。客がほとんどいないせいか私語が目に余るし、厨房の音がホールに漏れてくるのにも閉口。どうも緊張感が感じられません。期待が大きかった分、ややがっかりな朝食となりました。


【Impression】

眺望はともかく、ハードはやはり時代遅れだなぁという印象が強い。AV機器やアメニティの貧弱さなど細かい不足点はもちろん、「このホテルに泊まりたい」と思わせるだけのプラス材料が見当たらず、一泊4万円近くするラグジュアリーホテルとしては残念な感じ。

宿泊当時、閉館まであと2ヶ月だというのに人材を募集をしていれサービス面には不安がありました。しかし、接したスタッフは一生懸命で不満はありません。

特に、部屋までアテンドしてくれた研修中バッジをつけたベルガールは笑顔が素敵で、こちらのリクエストにもきっちり応えてくれました。閉館後、他のホテルに移っても頑張ってほしいですね。

なお、当ホテル地下のパティスリーで販売されているスイーツは美味しく、特にマカロンは上質。ホテル閉館後は日本橋三越内にショップを構え、販売は継続されるとのことです。


ホテル宿泊記一覧

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